文明と精神のバランス
文明発達するは良き事なり。
神は人間が健康で心豊かに生きられるよう、十分な食料と自然とを与えられし。
本来文明は人間の心を豊かにするものなり。
そを間違えしは人間の愚かさらん。
物質も金銭も心清く、魂清浄な者が使いしなれば、心豊かに、生活潤い、励みあるらん。
されど、己の利害、利欲、我欲にて次なる物をさらに求め限りなし。
己の物全て握りしめ、人に与えようとする者少なくなるらん。
物質いかに求めようとも心に満足与えられぬものなり。
金銭も物質も心を潤すには、今の世には必要たらん。
文明もまた同様なり。
便利さ、当たり前と思うべからず。
便利な物使うは良き事なり。
されど、精神置き忘れるなば、人間としての向上なきもの。ただただ堕落のみ。
便利になった分、己の向上に時を使えよ。
そのための文明、便利さなること忘るるべからず。
神様は文明の発達を否定されているわけではありません。
そもそも人間は、この地球に地上楽園のような世界を創るために、智恵を与えられています。
人が文明を発達させようと努力をするのは極自然なことなのです。
ですが、現代においては、文明の発達ばかりが先行してしまい、精神成長が果たされず、バランスが悪い状態ということのようです。
金銭も本来全ての人が幸せに暮らせるように世界を循環するエネルギーです。
それが、ただ儲かれば良いという意識で、人の安全な暮らしが無視されるようになってしまえば、その経済はいつか破綻してしまうことでしょう。
人を思いやるという当たり前の意識がどこか欠けているのが、今の世の中の一番の問題のようです。
自分には関係ないと思わず、ぜひ在り方を見つめなおして、全ての人が良い循環を起こす意識になっていけば、文明と精神のバランスも良くなっていくのではないでしょうか。