成長と成熟こそ今を乗り切る手段
人々は今忍耐の時にあり。
これまで人々は、忙しく忙しく走り続けたるれど、ここにきて、その生活は一変し、心は揺れ、不安も恐怖もつきまとうなり。
なれどこの自粛の時を、急ぎ過ぎたる人間にとりて、立ち止まる時間と捉える必要あり。
文明の発達にて世界を人が飛び交い、情報も飛び交う時代。
島国故に、外側の出来事に意識が向きにくい日本人にとって、コロナ騒動は当事者意識を強く意識させられる事態なり。
このような事態の中にて、もしも全ての人々が負に傾かば、世の中も医者も、人々も疲弊し、若者は未来への希望を失いゆく。
そうならないためには、この時こそ心をしなやかにもつべけれ。
未来に光をあてるか、ただ負に落ちいり魂をけがすだけの時とするやは、全て人間の行動にかかりにけり。
いじめや偏見や、浅ましき人々の姿を目にせば、己は気を引き締めるべけれ。
これより世界は変革を起こさんとす。
この騒動にて、人との交流、ふれあいの温かさ、音楽や文化に触れる楽しさ、有難さに気づき、人としての在り方を今一度見つめなおすべけれ。
資源を貪るは限界なり。
これ以上自然を侵さば、人間は生きていけぬ。
人間の人間としての成長と成熟こそ今を乗り切る手段となりにけり。