苦悩を乗り越え魂を磨く
人間の迷い苦しみは、神の目から見らばつまらぬことなれど、人間心としては、金銭に苦しむも、病に苦しみも、家族の心配も、それぞれが辛きことなり。
なれど、その苦しみ、迷いを乗り越えてこそ成長ありなん。
苦労なく金銭に恵まれ生活に困ることもなくば、人間は真剣に生業をせず。
試練あればこそ努力し、新しき考えも浮かぶというもの。
金銭の苦しみも、病の苦しみも、事業の失敗も、結婚の失敗も、すへては己が種をまいた原因なるを知るべけれ。
人が試練、苦悩をみずからの責任と悟り、真正面から受け止めんとしたならば、必ずや助けありなん。
一つ一つの苦悩を乗り越えるれば、その度に人は、魂の位も上昇し、かつ人間の器も大きく成長せんとす。
長年、鑑定をやっていますと、人の人生というのはつくづく苦しみも喜びも半々なのだと気付かされます。
苦しいときは、逃げたくなるほど苦しいものですが、それでもそれが過ぎ去ったあとは、すべての事象は繋がっていて、あの時の苦労や病は後から考えると、あの経験があったからこそ今の自分があるのだと思える時がきます。
神様は私をよくお試しになります。
結構厳しいお試しです。
それを繰り返している内に、人間はなるようにしかならないという事を悟りました。
苦しい時に足掻くほど事態は悪化します。
足掻いて苦しむだけだと、魂が汚れるだけなのです。
人間の人生はなるようにしかなりませんが、魂を美しく保ち、そして前向きに行動し始めた時に良い方向でなるようになるのです。
少しも行動せず、ただ困った困ったと嘆いてばかりいるだけなら当然悪い方になるようになります。
私達は、生かされているのですから、なるようになる。神は助ける人を助ける。これも宇宙の法則なのです。