言葉もひとつの循環
今、この立て替え立てわけのときに、生を受けたるは、偶然にあらずを悟るべけれ。
東日本大震災も、他の様々なる大きな災害も事故も事件も、そしてこれから起こるであろう、立て替え直しにおいて、何が起こりたるや、そしてその起こりたる理由を、しっかり見届け、次の世に伝えるお役割ならん。
後に生まれこの世をつくる、新しい世の中や、人々の為に。
そのために今人は、己を磨かねばならぬ。
何を磨かねばならぬやわからぬものは、まずは言葉をただせよ。
この世はすべては循環なり、言葉もひとつの循環なれば、波動となりて、回りてめぐらん。
ゆえに悪しき言葉を人に浴びせるは、グサリと心に刺さり、凶器となりにけり。
あたたかき優しき言葉は、人の心に癒し与えんとす。
人には決して見えぬ波動なるれど、人に汚き言葉発するれば、悪の波動となりて、相手の胸に突き刺さり、やがては己に還りこん。
特に親しき者に、毒舌発するは、親しきゆえよしと考えるは過ちなり。
親しきゆえさらに深く傷つくこともありなん。
己が言われて嫌なことは、己も発するべからず。