皆平等

この世に天才と呼ばるる者、事業の成功者、お金を有り余るほどに持つ者、発言力のある者、如何に多くの金銭、物質持つ者とて、神の目から見れば皆同じ。
神と人間の尺度は異なるれば、己は人より劣ると嘆くなかれ。
人の真の価値は、神の御心に叶うや否や、神への感謝有るや否や、他者に優しく有るや否や、魂の状況にて判断さるるなり。
ゆえに人と比べ、己は人より劣ると勝手に落ち込むは愚かなること。
いかに成功をおさめた者とて、如何に天才と呼ばるる者とて、一生の間には必ずや、人知れぬ苦しみありなん、必ずや欠けありなん。
故に一生を通じれば皆平等なり。
一人一人、苦労、試練の種類は異なるなれど、幸せと不幸の量は同じならん。
己は不幸なりといつも言っている者は、自分で自分の首を絞めるようなもの。
いつまでたってもしあわせは訪れずなり。
なぜにとあらば、苦しきことのほうが、心に残るなれば、しあわせの時を思い出せず。
人はみな試練を与えらるる。
それは己を鍛えるためなればなり。
人間がこの世に誕生する、その目的は昇華なれば、今その目的果たせるや否やの、ぎりぎりの瀬戸際にあり。