順序の理
人よ。立て替え立て直しが進まば、人と人との結びつき、集まりの形もまた変わりゆかん。
なれど、変わらぬものもまたあり。
天地の巡りには、親と子、師と弟子、先達と後進のごとく、命と学びを受け渡しゆく自然の順序、厳然としてあり。
先に生まれ道を均せし者と、後に続きて歩みゆく者。
この先後の巡りは、支配と服従のための上下にあらず、天地の循環を次へと繋ぎゆくための尊き理なり。
先にある者は、後にある者を己が所有となし、力にて従わせんとする思い上がりを捨てよ。
後進は己の都合で動かす道具にあらず、天地より一時を託されし尊き命なり。
私有と囲い込みを手放し、自立を静かに支え、後ろ姿をもって道を示せよ。
後にある者は、先達の歩みに甘えて依存するなかれ。 先に汗を流し場を調えし者に対し、自然なる礼節とわきまえを尽くし、己が足にて大地に立て。
来るべき世の歩みに合わせ、今、それぞれの立場にて、先にある者は支配を手放し、後にある者は依存を手放せよ。
自然の順序をわきまえつつ、自立した個として互いを敬い、今ある持ち場の縁に誠を尽くしゆく者にこそ、外の形が崩れゆくとも揺るがぬ、真の結びが自ずから育まれると知れ。



