道徳を神意へと高める
人よ。道徳を重んじよ。
規則を守り、互いを思いやり、社会の秩序を保つ世の道徳は、人が争いを避け、共に生きてゆくために積み重ねてきた尊き礎なり。
道徳を重んじずして、人の世の安寧は成り立たず。
なれど、今の世の人の持つ道徳は、未だ浅きにとどまる。
時に人は道徳を矛として他者を責め立てるなり。
されば、道徳は人を縛り、心を狭めるものとなりゆく。
立て替え立て直しにおいて、人はその心を神意へと高めねばならぬ。
真の道徳とは、人に咎められぬために守る規則にあらず。
天地より命を授かりし時、初めより己が胸の奥に宿されておる誠の心に、素直に従うことなり。
外の礼節を尊びつつも、そこに胸の内の温もりを吹き込め。
目の前の人に真心をもって誠を尽くせよ。
外の決まりに縛られて生きる段階を越え、胸の内の良心とひとつになりて、自ずから誠を行う者となれ。
道徳を内なる誠へと高めゆく時、人は世の定めに迷わされることなく、真の調和を生きる者となりゆくと知れ。

