身を緩め、滞りなき巡りを取り戻す
健全なる肉体を養うためには、無駄な力をゆるめ、強張りを解かねばならぬ。
人は知らず知らずのうちに肩に力を込め、歯を噛み締め、呼吸を浅くして生きおる。
この無自覚なる力みこそが、氣と血の巡りを止め、身の働きを損なう根本なり。
真の健全さとは、力を込めるにあらず、余計なる力みを徹底して抜き去ることにあり。
息を深く吐き出し、強張りたる筋肉と関節を解き放て。
頭の頂より足の裏に至るまで、偏りなく身を緩めよ。
力みが抜け去りしとき、滞りは自ずと消え、生命の巡りは全身に過たず行き渡る。
身の強張りを解き、滞りなき巡りを取り戻すことこそが、清らかな精神を宿すための確かな土台なり。



