理に適いし文明
天地の働きは、人が知恵を絞り、物を生み出し、暮らしを豊かにする文明そのものを否定してはおらぬ。
立て替え立て直しにおいても、必要なる文明は残されん。
今、打ち壊されんとしているのは、我欲を満たし、他者から奪い、自然を支配しようとする、恐れと執着にまみれた古き文明のあり方なり。
これより先の世に立ち顕れる理に適った文明とは、決して原始の暮らしへと逆行することにあらず。
それは、人の知恵と創造の力が、我欲ではなく内の神意と完全に直結して使われる、極めて澄み切った循環の文明なり。
新しき世の文明においては、己のためだけに所有し、溜め込むという執着そのものが消え去らん。
生み出された技術や知恵は、誰かの欲を満たすためではなく、水が流れ風が巡るように、天地の氣を滞りなく循環させるための純粋なる道具となる。
理に適った文明においては、人は自然を支配せず、自然もまた人を脅かさぬ。
人が創り出すあらゆる仕組みや技術が、大宇宙の呼吸と完全に同調し、地球という星の命をより美しく輝かせるための働きへと反転するなり。
己の器を空にし、中心に不動の軸を据えた者たちが生み出す文明には、一切の無駄がなく、奪い合いも搾取も生まれぬ。
ただ必要なものが、必要な時に、必要な場所へと滞りなく巡るのみ。 これぞ、人の知恵が我欲から解放され、天地の理と完全に一つに結びついた、真の調和たる新しき文明の姿なり。




