人は天地を結ぶ生きた宮
人は未だ、欲にとらわれ、争いを捨てられぬ幼き殻の中に閉じこもっておる。
足りぬ足りぬと恐れては、己が欲のために命の調和を乱し、人と争い、地球を穢すことを恥じぬ未熟さこそ、世の乱れの根なり。
今、立て替えの波寄りて、物や力による支配が音を立てて崩れゆくは、人を滅ぼさんがためならず。
その幼き争いの殻を脱ぎ捨て、人が真の精神的進化を遂げんとする天の促しなり。
知れよ。天の心と地の営みとは、初めより分かたれておらぬ一つの命なり。
神聖なる理とは、世を離れて求める特別なものにあらず。
日々の持ち場で丁寧に手足を動かし、 いただく一口の糧に感謝を捧げ、 交わる人に誠の言葉を尽くす、その足元の所作の中にこそ宿るものなり。
目に見えぬ誠を、目に見える暮らしの形として現すこと。
胸の内の良心を、日々の生業と手足の働きによってこの世に刻みゆくこと。
これこそが、霊性と日々の暮らしを完全にひとつとなして生きる真の道なり。
己がこの肉体を持ちて大地に立ち、日々の暮らしを誠をもって調えゆく時、 その息づかいのすべてに神意は宿り、人は天地を結ぶ生きた宮となりゆく。
天の心と日々の暮らしをひとつに重ね、この世の真ん中を堂々と歩め。


