むすびの世へ
人よ。汝が目にする、この世の万象を、ただの偶然と思うてはおらぬや。
人と人との出会いを、ただの縁とだけ、思うてはおらぬや。
知るがよい。 この天地に、偶然なるものは、何一つなし。
全ては、目には見えぬ、大いなる神の意の糸にて、結ばれ、産み出され、そして、あるべきようになされているものなり。
その、絶え間なく、万物を生み育て、結び合わせる、神の根源の働きを『産霊(むすび)』と呼ぶ。
これまで、人は、その大いなる働きを忘れ、ただ、己が力のみで生きられると、思い上がってきた。
なれど、立て替え立て直しの時を迎え、その人の世の理は、終わりを告げんとす。
これよりの世は、一人ひとりの魂が、この『産霊』の働きに、自ら加わる世となりゆかん。
魂を浄め、我欲を捨て、己が天命に目覚めし者の、その清浄なる思いと行いは、もはや、その者一人のものではなし。
そは、神の創造の働きそのものとなり、新たなる縁を結び、新たなる現実を、この地に産み出してゆくものなり。
一人ひとりの魂が、神の清き意の結び目となりて、互いに繋がり、響き合う時、新しい世は、人が作るのではなく、ただ、おのずと、産み出されん。
その、神の創造の、尊き一端を担う者となれ。 そが、この時代に生まれし人の、まことの役目なり。



