順番
今の世に生きる者、皆、考え正さねばならぬ。
この世乱れに乱れ、老人となりても殺人犯す者あり。
懸命に生きて子を育て、本来死を迎えし前の安息の時なり。
人生の最後の最後に人の命を絶つ神に背く行い為すなどあってはならぬ事なり。
今、人は真の意味の順番を間違えり。
親は子を慈しみ育て、子は親に感謝し、先祖に感謝し、親が年老いたれば、それまでの苦労ねぎらいて親を看とるが肝心なり。
物事には全て順番、順序、序列あり。
日本の民はそもそも順番を守りゆく民なれど、今この意味は取り違えられし。
物事の順番、順序、序列間違わば人の循環にも滞り表るる。
人の間に順番の感覚が失われし時、人の世はさらなる争いをよぶものなり。
順番なくば秩序保たれぬ。
子が親をねぎらうは当たり前のことなり。
この世に生を受けしこと自ら望み、親を選びて生まれしもの。
親を蔑ろにするなれば、己も同様にさるると心得よ。
居場所なく孤独な老人増えゆくは悲しき。
人は最期の時こそ魂清らに尊厳ある死を迎えねばならぬ。
最後の最後に大罪犯す事無きよう、魂を磨き過ごせよ。順序を正し過ごせよ。
人は皆々老いるものなり。
年老いてこそ人生の最後の学びを為し、喜びの中にあらねばならぬものなり。
2008.6.28
寿命
人は神の領域に踏み込んではならぬ。
命を操るはならず。
自然を操るはならず。
人の命は神に委ねられり。
人には老いありて死あり。
人の寿命は定められん。
短命の運命持つ者もあり。
長命の運命持つ者もあり。
短命と定められし者も真の信仰心ありて、魂清く優しくありなば運命は変わり寿命伸びることもあり。
長命にて運強く生まれたりとて魂穢し生きるなれば、その恩恵は無となり寿命を迎えられぬなり。
己は病多きと嘆くなかれ。病にも意味あり。
己の生き方、神の意に適うものなれば、運命は変わりゆくものぞ。
2008.6.29