宇宙の多様性と真の調和
この天地、そして宇宙とは、初めから極めて多様なる波長と役割を持った命がひしめき合う、大いなる場なり。
真の調和とは、すべての者が同じ色に染まり、同じ考えを持ち、無理に手を取り合って交わることにあらず。己の道徳、正義を人に強要せんとするも、己を殺し他者の正義に合わせるも誤りならん。
そは、宇宙の多様なる理に逆らう最大の不調和の元なり。
真の調和とは、無理に同調することにあらず。
この世に己と波長の合わぬ者がおることは、宇宙が多様である証そのものなり。
合わぬ者と、互いの魂が摩擦を起こさぬよう、ただ自然に距離を置くことは悪しきにあらず。
互いが最も心地よく己の波長を保てる場まで離れること、それ自体が宇宙の理にかなった美しき調和の形なり。
身を離すときに肝要なるは、心の中のあり方なり。
己と異なる者を間違っておると裁き、己の正しさを押し付けて相手を変えようとする我欲と執着をことごとく手放せ。
己には己の命の道があるごとく、交わらぬ相手には相手の学びと命の道があるのだ。
無理に笑い合い、近くで交わることのみが愛にあらず。
裁きと怒りを手放し、交わらぬままに互いの命のあり方を尊び、この大いなる宇宙という一つの空間に、共に存在することをただ許容すればよし。
多様なる命が、互いに干渉せず、それぞれの場所で己の光を澄み切らせて生きるその氣の内にこそ、違いを超えた真の調和と新しき世は静かに立ち顕れるものなり。




