高屋神社
宮崎市村角町橘尊
【御祭神】
・ヒコホホデミノミコト
(ニニギノミコトの第3子 御母君はコノハナサクヤヒメノミコト)
・トヨタマヒメノミコト(御后)
・景行天皇(第12代天皇)
12代天皇の景行天皇が自ら熊襲平定のため九州に下られた、御親征のとき6年にわたり御駐軍された高屋宮の跡地です。
御神社の西側に小高い場所があり、高屋山上陵と呼ばれヒコホホデミノミコトの御陵と伝えられています。
景行天皇の時代にヒコホホデミノミコト、トヨタマヒメノミコトの御神霊を奉る、聖地と崇められていたようです。
この付近には、神社の住所である橘尊や、安尊(ミコトの御降誕の地と言われる)、竹尊(ミコトのへその緒を切た竹刀を投げ入れた場所とされる)など、ヒコホホデミノミコトにちなんだ地名がいまだに残っています。
御神社内には弘法大師ほか石仏も多く、長い歴史を感じさせる御神社です。
高屋神社には、何度か参拝させていただきましたが、参拝するたびにきれいに整えられ、その中で華やぎも増していきました。
ヒコホホデミノミコトの御陵とされる場所は、神聖な気で溢れています。
高屋神社を訪れた方が、涙が出たと、おっしゃっているのを目にしましたが、そのお気持ちはわかる気がします。
何か独特の気が漂っているのです。
観光地にはなっていませんし、大きい御神社でもなく、村の鎮守神様という感じですが、たしかに存在された神代の神に想いを向け参拝しますと、厳かな気持ちになり、神と共にあることを実感できます。