魔に打ち克つ
人は弱きものなれば、魔物にとりつかれやすし。
傲り、傲慢、過ぎたる物欲、金銭欲にとり憑かれしものなり。
魔は人の心の闇に入り込み人の心を操らんとす。
魔は暗き思いや歪みたる魂を好むなり。
そこに入り込んでは思いのままに動かさん。
人は己の弱さをしらねばならぬ。
弱さを自覚し、意識する事にて魔にとりつかれぬ己となりにけり。
魔にとり憑かるるれば身勝手、我が儘、本能のままに振る舞う、そは弱き人間にとりてはある意味心地よき事なり。
いじめも同じ。己の不満のはけ口を弱きに向けての暴言、暴力はいじめる側にては、心地よし。
そもそも人は油断あれば魔にとりつかるる。
なればこそ、正しく中庸の心にて生きねばならぬなり。
世界の混乱は、個人のエネルギーバランスの不均衡によるものだと言えます。
神様は私たちに中庸であるように求めていますが、これは容易なことではありません。
陰と陽のエネルギーが存在し、波を生じて流れているため、完全に真ん中にバランスがあるというのはあり得ません。
しかし、自分自身の成長と意識の向上によって、少しずつバランスを真ん中に近づけることができます。
それでも、私たちは何かしらのきっかけ、揺さぶりによって簡単にバランスを崩してしまいます。
これを「魔が差す」と言います。
人間は誰も完璧ではありません。
そのことを理解して、謙虚で誠実に生きることを忘れなければ、魔にとりつかれることは避けられます。
そして、もし魔にとりつかれてしまう瞬間があったとしても、すぐに気づいて真ん中に戻ることができます。
自分自身の心と体が真っすぐであることを意識して、いつでもそのバランスを保つことが大切です。