日々の言葉を祝詞とする
人よ、己が口より放つ言葉の真の重さを、今一度省みる時なり。
日の本の民は、言葉に神が宿ることを知り言霊として発し、その力にて和を為す民族なり。
なれど、我欲に心が覆われし今の世の人々は、その大いなる理を忘れ、言葉を軽々しく使い過ごし言霊を穢しておる。
不平不満、そしり、偽りの言葉は、見えぬ穢れとなって世に満ち、人の和を乱し、魂を傷つける刃となる。その刃は、やがて放ちし者の魂へと返り、消えぬ刻印を刻むことにならん。
立て替え立て直しの審判の時、人の魂は、その者が生涯で紡ぎし言葉によっても計られる。
まことの言葉とは、神の御心に適うものなり。そは感謝、許し、慈しみの心より生まれ、それ自体が祝詞となって天地に届く。
清き言葉は、魂を浄め、周りをも照らす光となる。
言葉を正すは、心を正し、行いを正すことの第一歩なり。
日々の言葉を、魂の禊とせよ。
さすれば、神の道から外れることなく、大いなる変化の時を乗り越え、精神的進化を果たし次の世へと進まんとす。