比較を捨て自己を確立する
己が他者より優れているか、劣っているか。 その幻の物差しを握りしめている限り、魂の真の目覚めは決して訪れぬと悟るものなり。
長きにわたり、人は常に外の世界に目を向け、他者と比べることで己の価値を測りてきたり。
己の方が上だと誇る優越感も、己はダメだと嘆く劣等感も、その根は全く同じなり。
そはすべて、己の不安を外側の評価で埋めようとする、肥大せし我の生み出した恐れに過ぎぬ。
そもそも魂とは、ただそこに在るだけで完全なるものなり。
誰一人として同じ道を歩む者はなく、誰一人として同じ学びを持つ者は存在せぬ。
ゆえに、異なる魂同士を比べ、勝った負けたと裁き合うこと自体が、大いなる理から外れた無意味なる迷いなり。
他者をうらやむ暇があるならば、他者を見下して安心する暇があるならば、ただ己の命のみに深く没入せよ。
外へ向いていた目を完全に己の内に戻し、己に与えられた命の炎を、ただ機嫌良く燃やし尽くすことなり。
誰とも比べず、誰かになろうともせず、ただ透明なる己のままに堂々と立て。
比較の鎖を断ち切り、絶対なる己を生き切るその姿こそが、他者と完全に調和し合う新しき世の真の光なり。



