神と神の交わり
人よ。 世界は、巨大な鏡の連なりなり。
目の前に立つ者は、己を映し出すもう一つの鏡であり、己という神を照らすための光に他ならぬ。
人と人が出会うに非ず。 神と神が、互いの輝きを確認し合うために相まみえるが縁なり。
他者に不調和を感じるならば、そは己の内にある調律の狂いを、相手という鏡が教えておるに過ぎぬ。
逆に、他者の尊さに涙するならば、それは己の内に宿る神聖さが、相手の鏡を通して呼応しておる証なり。
交わりとは、情報の交換に非ず。響き合いなり。
自らの中心に座し、澄み切った光を放てば、たとえ言葉がなくとも、相手の奥底に眠る神性は目覚め、静かに共鳴を始めん。
誰かを導こうとするなかれ。変えようとするなかれ。
ただ己を神として整え、相手を神として観る。 その一事のみで、そこには完璧な調和が立ち現れる道理なり。
この地上に、無意味な出会いなど一つもなし。
道ですれ違う者、一言二言を交わす者、共に人生を歩む者。
そのすべてが、新しき世を編み上げるための神々の結び目なり。
互いの我に惑わされず、その奥にある神を敬えよ。
一対一の交わりが光の連鎖となり、やがて全土を包む時、立て替え立て直しは完成へと向かわん。




