闇は敵にあらず
人よ。善き者になろうとして、己が闇から目を逸らしてはならぬ。
光だけを見て、影をなかったことにしてはならぬ。
妬み、憎しみ、欲、弱き心。 誰にでもあるその闇を汚いものと蓋をせば、中で腐り、毒とならん。
逃げれば逃げるほど、影は大きく黒く己自身を追うものなり。
闇とは、悪魔にあらず。 そは、光を求めし己自身の一部ならん。
戦うなかれ。消そうとするなかれよ。
ただ、己の中の醜さ、愚かさを認めよ。
その心を許し、認め受け入れよ。
さなれば、闇が暴れることもなし。 反転し、強き生きる力へと変りゆかん。
清らかなるだけの者は脆いもの。
泥を知り、それを飲み込んで花を咲かせる者こそ、真に強き光を放たん。
善も悪も、すべては己の一部。 切り捨てず、抱き参らせよ。
その丸ごとの姿こそが、神の心なり。



