不動心
人よ。心が、些細なことで揺れ動くは、何故か。
そは、魂の「拠り所」が、己の外に在るからに他ならぬ。
魂の拠り所を、人の評価に、世の賞賛に、そして、はかなき財に置いておる。
故に、それらが揺らげば、心もまた、共に揺さぶられる。そは、理の当然なり。
まことの不動心とは、その魂の拠り所を、移ろいゆく世界の全てから、一度、己が内に移すことぞ。
そして、己が内なる、唯一、永遠不変なるもの、すなわち、神の分け御霊たる、魂の中心に、ただ、その拠り所を定めよ。
内にのみ、確かなる拠り所を持つ者は、もはや、何ものにも揺るがぬ。
外の世界で、いかなる嵐が吹き荒れようと、そは、魂の深き静寂には、決して届かぬ。 その、絶対なる安心感こそが、不動心の正体なり。
ただ、ただ己の浄化に努めらば、まことの不動心養われん。



