宮浦神社・玉依姫命御陵

【宮浦神社】

宮崎県日南市大字宮浦

●御祭神:
タマヨリヒメのミコト(ウガヤフキアエズの御后、神武天皇の御母)
●配祀:
イツセノミコト(御子)
イナイノミコト(御子)
※神武天皇の兄君

●御利益
安産

伝承によると、この神社はタマヨリヒメノミコトの住居跡に建てられたとされています。

トヨタマヒメが御子を残して実家に戻り、妹のタマヨリビメが養育を委ねられました。

タマヨリビメは後に御后になりました。

宮浦神社は鵜戸神宮の近くにあり、鵜戸神宮の裏にあるため、宮浦とされたそうです。

地元の人々によって清掃され、大切にされています。

観光スポットとしてではなく、神話に思いを馳せながらゆったりと参拝することができる神社です。

近くのタマヨリヒメ御陵と共に、かつてのタマヨリヒメ様がどのような生活をされていたのかと思いを馳せ参拝させて頂きました。


【玉依姫命御陵】

日南市大字宮浦

玉依姫命御陵は日南市大字宮浦にあり、宮浦神社の少し西に位置しています。

御陵は前方後円墳の前方が崩れた形で残っており、参道入口に『伝説玉依姫御陵』の石碑が建てられています。

とても分かりにくい場所にあり、何度か訪れても辿り着くことができず諦めて帰ってしまう方も多いようです。

私も3度目の参拝にも関わらず、たどり着くことができず、帰ろうとしたのですが、畑仕事をされている方と出会い場所を教えていただくことができました。

参道入口にある石碑や周囲の静けさから、厳かな雰囲気が漂います。

お詣りをすると神様が歓迎してくださっているのか、強く風が吹くことがありますが、この御陵でもはっきりと風が吹いて、参拝を終えるとスッと止まり、神様がお喜びになっているように感じました。

きれいに掃除された御陵にはお供えやお水がきちんと用意されています。

地元の方々の、神様、伝承を大切にするお気持ちが伝わってきます。

ひむか神話街道に興味がある方々には是非参拝していただきたい場所です。

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