日本国は、地が揺れる国、災害も多かりき。
そは、日本国の、地球においての位置、あるいは地形に因ありなん。
なれどそれにての恩恵も授かるれば、昔の人々は自然の中に、神を見出し、畏怖の念と、感謝の心を持ちて自然との共存を図りたり。
自然は美しく、自然の恵みありてこそ、そこに住む生命は、生きらるる。
なれど昔の人々は、自然の荒ぶる恐ろしさをよく知るなれば、地が大きく揺れ、嵐の吹き荒れるとき、神の怒り、悲しみを悟り、祈りて神の怒りを鎮めんとす。
幾度も幾度も大地震、大災害を切り抜けて今の日本あり。
なれど今は自然に対する畏敬の念は薄れ、山も海も地も汚され、自然の猛威は荒ぶるばかりなり。
これよりの過度期、地の揺れは避けられぬ。
日本の大規模な修正の時が訪れたり。
なれば人がいますべきことは、さらに便利を求めるになく足るを知ることなり。