裁きの手放し。二元性の統合
人よ。この世にある闇や悪を忌み嫌い、己の正義によって裁く在り方を捨てねばならぬ。
光と闇、善と悪が対立しておるという価値観こそ幻と知れ。
絶対なる宇宙の理において、排除すべき悪など元より存在せぬものと悟れよ。
目の前に強き摩擦や波立ちが起きる時、そは決して外の世界や他者に原因があるにあらず。
己の内にまだ手放すべき荒き波動、裁きや恐れ、執着の我が残っておるゆえに、それが鏡のごとく外の世界に映し出され、反発を生んでおるだけなり。
己の魂が磨かれ、波動が限りなく透き通った精妙なるものへと至れば、もはや外の世界のいかなるものとも摩擦を起こさぬものなり。
なれど、肉体を持つこの世において、他者を不当に侵す行いをただ見過ごせと言うにあらず。
世の調和を乱す行いには、決して己の心を波立たせることなく、ただ淡々と必要なる線を引きて対処するがよからん。
憎しみや怒りの念を乗せ、相手の魂そのものを悪と裁き落とす己の我は邪気となりさらなる悪を呼ばん。なれば、そを手放さねば真の平和は訪れぬ。
一切の裁きを手放し、ただ己の波動をひたすらに精妙へと澄ませゆくこと。
その究極の統合の視座に至りてのみ、人は新しき世の真の調和を体現するものなり。


