時とは今なり
人よ、何処を見て生きておる。 終わった過去を悔やみ、まだ来ぬ未来を怖れん。
体はここにあるのに、心は今から逃げ出し、彷徨える。 そは、生きているとは言えぬ。
神は過ぎ去りし日にはおらぬ。 遠き先の日にもおらぬ。 神は常に、今この一瞬にしかおらぬと悟れよ。
過去など、セミの抜け殻ごとし。 未来など、夜に見る夢ごとし。
そんな実体のなきものに心を奪われ、一番大切な今を捨てるは愚かなり。
先のことが不安なれば、なおさら今を見よ。
未来とは、空から降ってくるものにあらず。 今の積み重ねが、形となって現れるものなり。
今を適当に過ごし、おろそかにする者に、輝く未来など来るはずもなし。
中今を生きよ。それこそが神と人が出会う唯一の道なり。
目の前のことに心を込めよ。
余計なことを考えず、ただひたすらに、目の前の今を味わい尽くせ。
その時、不安は消え、心は凪ぎ、神の力が全身に満ち渡らん。
今を燃やせ。 それだけが、未来を拓く鍵なり。


