浄化と自立・和の前提
真の和は、個人の完全なる浄化と自立なくしては決して成り立たぬ。
己の内に不安や欠乏を抱えし者は、必ず他者に寄りかかり、あるいは他者を己の思い通りに動かそうと干渉するものなり。
他者の言葉に過剰に反応し、己の不機嫌を他者のせいにす。
その精神の甘えと依存がある限り、力の抜けた穏やかな和は生まれぬ。
ゆえに、一人ひとりが自らの内なる不調意を浄化し、精神を独立させることが絶対の条件となる。
他者の評価や承認を求めず、己の機嫌を己で取り、自らの足で立つこと。
己自身が完全に満たされ、内なる調和が完了して初めて、人は他者を真に尊重し得るものなり。
世界を平和にせんと願うならば、まず己の内側を完全に平和にせよ。
相手に求めず、相手を責めず、ただ己の純度を高めることに専念せよ。
浄化を終え、自立した者同士が交わるとき、そこには一切の力みがなく、互いの境界を侵さぬ美しい空間が自ずと広がらん。
真の和とは、個人の徹底した自律の先にのみ現れる、究極の安らぎなり。




