魂の磨きと本質の目覚め
これより先、人は魂を磨き、本質を目覚めさせゆくべし。
なれど、思い違いをいたすなかれ。
目覚めとは、特別な力を身に着けることにあらず。
日々の暮らしのなかで身にまとった欲や恐れ、保身の曇りを静かに払い落とし、己が心を神意へと近づけゆくことなり。
神意とは、遠き天の高みにのみあるにあらず。 万物を生かし養い、調和を結ばんとする天地の温もりそのものなり。
己が小さき都合や我よしを去り、その御心へと波長を合わせゆくことこそ、本来の人の姿なり。
難行はいらぬ。
日々の持ち場の務めを丁寧に果たし、交わる人への支配と依存を手放し、口にする言葉の重みを知り、いただく一口の糧に感謝を捧げること。
この足元の小さな所作の積み重ねこそが、己が曇りを拭い、心を神意へと響き合わす道なり。
立て替え立て直しは、人が外に預けすぎた心を、己の内なる本質へと引き戻すための浄化なり。
足元の暮らしを誠をもって磨き、日々の所作に神意を宿しゆく時、人は自ずから天地の分け命として大地に立ち、いかなる世の嵐の中にあっても揺るがぬ、真の目覚めを得ると知れ。



