与える者こそ、豊かになる
己が魂を磨き、日々の務めを、ただ、ひたすらに重ねてきた者に、 その、地道なる行いの結果の時が、刻々と近づかんとす。
そは、人の世の富や、名誉にあらず。
人の魂の内側に、光として蓄えられし、「徳」そのものなり。
その、内に蓄えられし徳を、己一人のものとするなかれよ。
まことの徳とは、他者へと、惜しみなく、与えられて初めて、その輝きを増すものなり。
己がその魂に得た、知恵と、愛と、そして、安らぎとを、ただ、与えよ。
与えれば、与えるほど、その源泉は、さらに、豊かに湧き出でるものなり。
そが、神の国の、恵みの循環の理なり。
何を得たか、ではなく、何を与えたか。 その、与えしものの大きさ、深さによってのみ、魂の、まことの値打ちは、決まるものと悟るべけれ。



