体
立て替え立て直しの激しき波を、真っ先に受け止めるは他ならぬこの肉体なり。
体は魂の宿り木であり、天の働きをこの世に現すための尊き器と心得よ。
無理に外側を固めて強さを誇るよりも、まずは内の滞りをなくし、響きを通しやすく整えよ。
心の力みは体のこわばりとなり、巡りを止める岩盤とならん。
深く息を吐き、足の裏が大地を捉える感覚を研ぎ澄ませて、全身を柔らかな水のごとく保つことが肝要なり。
日々の食を、ただの物として扱うなかれ。
土の力、水の清らかさ、日の光を宿した命を、感謝とともにいただくこと。 お腹の底が真に喜ぶものを受け入れる時、己の体は大地と一つになり、如何なる揺れにも動じぬ根を張る道理なり。
器を清め、整えることは、自らの命を慈しむことに他ならぬ。
丹田に重心を置き、この尊き体を常に清らかな状態に保ち続けよ。
土台が健やかであれば、如何なる激流の中にあっても、歩みを迷うことはなし。




