むすひ
人よ。 立て替えの進む中、これまでの人間関係は、ことごとく変容を迫られん。
旧き世の縁は、依存と支配、あるいは互いの不足を埋め合うための鎖なり。
世の響きが精妙さを増す今、それら不自由なる結びは、自ずと解け、離れゆくのが道理なり。
新しき世の結びとは、丹田に座した自立せる個と個が、その響きを共鳴させることに他ならぬ。
寄りかかることを止め、各々が自らの定点に立ちて、独自の音を放てよ。
異なる響きを持つ者が、互いの尊厳を認め、干渉することなく見守り合う時、そこには支配なき真の調和が立ち現れん。
縁を手繰り寄せようと焦るなかれ。
自らの振動を整え、定点に座し続けていれば、同じ響きを持つ者は自ずと引き寄せられ、結ばれる道理なり。
そは人の思惑を超えた、宇宙の引力による物理的な再編成と心得よ。
外側に繋がりを求めることを止め、ただ自らの音を研ぎ澄ませ。
自立せる一点が繋がり合い、大きな網目となる時、それは如何なる衝撃にも壊れぬ新しき世の盤石なる基盤とならん。
執着を捨て、静かに座して待て。
さすれば、必要なる縁は今この瞬間に、己の目の前に現れん。




