『言葉を立て直せ』あなたの言葉が世界を創る
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今回は「言霊(ことだま)」の真の力についての神示を読み解いてみます。
言葉が持つ、世界を創造するほどの凄まじい力を、今の私たちはあまりに忘れ、軽んじてはいないでしょうか。立て替え立て直しが進む今こそ、その本来の力を思い出し、正しく使う時なのだと、神示は強く告げています。
忘れられた神の力「言霊」
まず神示は、言葉の本質について、私たちの認識を根底から覆します。
言葉は単なる音の連なりにあらず。 そは、神が人に分け与えし創造の力、万物を生かし、また滅することも叶う、神の息吹そのものなり。
私たちが発する一言一句は、単なる情報伝達のツールではありません。それは、神が世界を創造した時と同じ「創造の力」を秘めた、神のエネルギーそのものなのです。
神示は、私たちが発する言葉が、自分自身の現実と世界の未来を、今この瞬間も絶え間なく創り続けているという真実を、悟らねばならないと説きます。
私たちが日々放つ「毒矢」とその報い
しかし、今の世の中はどうでしょうか。
怒りに任せた罵りの言葉、己を卑下する嘆きの言葉、他者を妬む呪いの言葉。 そは全て、見えざる毒矢となりて己と世界に突き刺さり、魂を穢し、世に不和と争いの種を蒔くものなり。
私たちは、あまりに無自覚に、自らの口から毒矢を放ち、自分を、他人を、そして世界を傷つけています。 そして、その毒は決して消え去ることはありません。
そなたが発した悪しき言霊は…やがては巡り巡りて、何倍もの穢れとなり、そなた自身の身に還りものなり。
宇宙の法則(巡りの法則)によって、放った悪しき言葉は、何倍にもなって必ず自分自身に還ってくるのです。今、世界に蔓延する病や争いの根源は、私たち一人ひとりが発してきた、悪しき言霊の積み重ねに他ならないのです。
言葉の立て直し:三つの問いかけ
では、私たちはどうすれば良いのか。神示は、言葉を使う前に、常に自らの内なる神に問うべき「三つの基準」を示します。
その言葉は、誠か。
その言葉は、愛か。
その言葉は、和をもたらすか。
この三つの問いかけをフィルターとすることで、私たちの言葉は、世界を傷つける毒矢から、世界を生かす神の息吹へと変わっていくのです。
最強の祝詞(のりと):「感謝」の言霊
さらに神示は、私たちが日常で使うべき、最もパワフルな言霊を教えてくれています。
感謝の言霊をこそ、日々の暮らしの中心に据えるがよい。 「有り難し」という言葉は、神の恵みと繋がり、奇跡を呼び込む最も強き祝詞なり。
「ありがとう」という言葉が力を持つことは、多くの人が知るところです。しかし神示が示すのは、そのさらに奥にある言霊の真髄です。
「ありがとう」の語源は「有り難し」。すなわち、「有ること」が「難しい」という意味。 それは、今、目の前にある事象が、決して当たり前ではなく、無数のご縁と神の采配が重なって初めて生まれた、奇跡そのものである、という宇宙の真理を告げる言葉なのです。
この一杯の水が、ここに在ることが、有り難い。あなたが、今ここに居てくれることが、有り難い。 そう言霊として放つ時、私たちは、この世界が奇跡の連続であるという真実と、自らの魂を共鳴させ、一体化させます。
だからこそ、「有り難し」「ありがとう」は、単なる感謝の表現を超え、今在る奇跡に光を当て、次なる奇跡を呼び込む、最も強力な「祝詞」となるのです。
同様に、「許しの言霊」は過去の呪縛から人を解放し、「愛の言霊」は魂を結びつけます。
あなたが新世界の創造主となる
神示は、最後に、私たちの壮大な使命を告げて締めくくられます。
人よ、肝に銘じよ。そなたが発する言葉は、そなたの未来そのものなり。 立て替え立て直しの荒波を乗り越え、新しき世の民となるためには、まず、己が使う言葉を立て替え立て直せよ。
世界の立て替え立て直しは、私たち一人ひとりの「言葉の立て直し」から始まります。 日々発する一言一句を、世界を創造するための、神聖な祈りとしてください。 そうして清められたあなたの言葉は、あなたの人生を光で満たし、その光は周りを照らし、やがては新しい世界を創り出す、大いなる光の一部となるのです。
言霊の力を正しく使い、新しき世界を、その口から、その魂から産み出せよ。