なぜ今「立て替え立て直し」が必要なのか？
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
今、多くの方が、この大きな時代のうねりの中で「これから世界はどうなってしまうのだろう？」と、漠然とした不安を感じているのではないでしょうか。
このブログで発信している「神示」には、この現代の状況を理解するための重要なキーワードがあります。それが「立て替え立て直し」です。
今回は、この「立て替え立て直し」という言葉を深掘りし、なぜ今、それが必要なのか考えていきます。
神示が示す「現代」という時代
まず、神示が今の時代をどのように捉えているかを見てみましょう。
人の傲慢はもう許されぬ。 未来の人類・生命体 地球の全ての救済のため神は立て直しを進められんとす。
冒頭から、非常に厳しく、そして大きな愛に満ちた言葉が記されています。ここでの「人の傲慢」とは何でしょうか。
それは、私たち人類が、自分たちこそが万物の霊長であると思い込み、地球を自分たちの都合の良いように支配し、消費し続けてきた文明そのものへの警鐘です。
神示から読み解く今の世界を端的に表せば、物質主義に偏り、自然への感謝を忘れ、利己的な思いによって人同士が争い魂を穢し続ける世界と言えるでしょう。
神示は、このままでは人類も地球も、未来の生命も救われないと伝えています。 まるで、柱が腐り、土台が傾いてしまった家のようなものです。少し壁を塗り替えたり、床を補修したりするだけでは、もう持ちこたえられない。
だからこそ、一度すべてを更地に戻し、新しい時代の礎から家を建て直す「立て替え立て直し」が必要なのです。
「破壊」＝「終末」ではない
今の世界は破壊と再生がテーマですが、破壊と聞くとすべてが無くなるような恐ろしいイメージを持つかもしれません。しかし、神示が伝える本質は、破壊＝終末ではありません。
立て替え立て直しとは、蛹（さなぎ）が蝶へと羽化する、生命の神秘と言えます。
蛹の中では、かつて芋虫だった体は一度ドロドロに溶け、完全にその形を失います。
それは完全な「死」と「破壊」の期間です。
しかし、そこから全く新しい生命の設計図が起動し、やがて美しく力強い翼を持つ蝶が生まれます。
私たちの文明や古い価値観も、今まさにこの蛹の中にあります。一度、形を失う痛みや混沌を経験するからこそ、これまでの限界を超えた、全く新しい時代へと飛翔することができる。そのための大いなる変容のプロセスなのです。
この世は穢れ何一つ無きまで清め、みそがれん。
この浄化は、時に地震や天変地異といった厳しい形で現れるかもしれません。社会的な混乱もあるかもしれません。いずれにしても、思わぬ変化変転を繰り返す事によって進んで行きます。
その先に待っているのが、穢れが祓われみそがれた、新しい時代です。
私たちは、この時代に何をすべきか
では、この「立て替え立て直し」の時代に、私たちはただ怯えて待つしかないのでしょうか。 神示は、明確に「否」と伝えています。むしろ、私たち一人ひとりの在り方が問われる、非常に重要な時と言えます。
慌て騒ぎて己を見失うなかれ。互いに傷つけ殺しあうなかれ。 浄化に努め和を保てば必ず平静安定戻りゆく。
来る日、人は振り分けらるる。なれば今から準備整え魂清めるが良し。
大切なのは、外側で起こる現象に一喜一憂し、恐怖に飲み込まれることではありません。 自らの内側を見つめ、魂を清め自らを立て替え立て直すことです。
神さまが求めておられることは、極めてシンプルです。 それは「我」という小さなこだわりを捨て、生かされていることへの感謝に目覚め、人々や自然と美しく調和すること。 そして、その清らかな精神性を一歩一歩深めていこうと、日々心を尽くすことなのです。
「立て替え立て直し」とは、本質的には宇宙や地球の循環の中で起こるべくして起こる変化、浄化作用に、私たち人類が自らの過ちに気づき、本来あるべき姿へと立ち返ることで対応していく、大いなる計画とも言えます。
この大転換の時代に、自らの魂を磨き、清らかな心で「正道」を歩む者には、必ず救いの手が差し伸べられると、神示は約束しています。
神は助けるべきものは、いかなる時も手を差し伸べ救われん。
「立て替え立て直し」は、終わりではなく、新しい始まりです。 私たち一人ひとりが、この時代の意味を理解し、魂を磨いていくことこそが、未来への最大の「準備」となるのです。
