日常という礎
人よ。 新しき世への道は、特別な修行に非ず。
日々の何気なき暮らしの中でこそ、魂は磨かるるものなり。
朝、目覚めたらば、まず腹に手を当て意識を落とし、不動の一点、丹田を感じよ。
外側の音を聞く前に、自らの内の静けさを揺るぎなき己の軸とするがよからん。
一日の務めは、自らを導管として、感謝の響きを流す儀式なり。
支払うも、働くも、すべては巡り。 損得を捨て、ただ目の前の調和のために命を使えよ。
不安がよぎれば、深く息を吐き、足の裏で大地を確かめよ。
まなこを清め、ありのままを映し、余分な力を抜き、体という器を整え、滞りなく響きを通すことが、不安というまぼろしを払う鍵なり。
日が暮れたなら、その日の執着をすべて放して、真っ白な器に戻って眠るがよからん。
丁寧なる一日の積み重ねこそが、新しき世の揺るぎなき礎となる道理なり。



