めぐり
世が激しく解体されゆく中、多くの者は物や金の消失を恐れ、執着の檻に閉じ込められん。
されど、資源の本質とは所有する点に非ず、絶えず動き続ける線、すなわち巡りそのものなり。
旧き仕組みが崩れゆくは、一部に滞り、腐敗したエネルギーを再び全体へと還すための自浄作用と心得よ。
丹田に座し、静かなる眼で事象を見つめよ。
足りぬという恐怖は、意識が頭へと昇り、外側の数字や虚像に同調した時に生じる幻なり。
自らの定点を重く保つ者は、資源を自らの命を働かせるための道具としてのみ扱い、その多寡に己の価値を委ねることはなし。
執着を捨て、丹田から発せられる自らの役割に集中せよ。
道理に叶った動きには、それを支えるだけの資源が、必要な時に、必要な分だけ、自然な秩序として流れ込む道理なり。
溜め込めば滞り、放てば巡る。
新しき世の豊かさとは、どれほど多くを持っているかではなく、どれほど健やかに巡らせているかにて決まらん。 金や物に命を預けることを止め、自らを導管として、天与の資源を世の調和のために流せよ。
己の内側に不動の定点があるならば、外側の仕組みが如何に変わろうとも、己を養う巡りが途絶えることはなし。



