まなこ
立て替え立て直しによる価値観の大転換とは、ただ外側の仕組みが変わることに非ず。
己の内にありし旧き物差しが、音を立てて崩れ去る過程なり。
新しき視点は、外から得るものに非ず。
旧き曇りを拭い去りた後に、自ずと現れ出るものなり。
これまで使いし得失や優劣の基準は、すべて旧き世のまぼろしと心得よ。
事象を良い・悪いと裁くことを止め、ただありのままを映し出す鏡となるがよからん。
頭で計算するを止め、丹田に座して、事象の奥にある響きを感じ取ること。
正しいか否かよりも、調和しているか否かを、肚の底で見極めることが肝要なり。
旧き価値観が剥がれ落ちる時、不安や迷いが生じるは道理なり。
されど、その空白こそが、新しき響きを受け入れるための器とならん。
子供のごとき真っさらな感覚にて、今の瞬間をありのままに受け止めよ。
外側の混乱は、視点を旧き地平から解き放つための恵みの雨なり。
執着を捨て、心の鏡を清め、今この瞬間に現れる真実を真っ直ぐに見つめよ。
視点が変われば、世界は一変せん。
己の内の鏡が清まる時、新しき世の真実の姿は、隠れようもなく目の前に立ち現れる道理なり。



