神との暮らし
人よ。 立て替え立て直しとは、天の神が地に降り、人の暮らしと一つに溶け合うことなり。
住まいは、神が腰を下ろし、人と共に息づくための生きた器と心得よ。
己の魂の浄化が進み、内なる曇りが晴れてゆくほどに、神と人との距離は縮まりて、神の気配は日々の暮らしの中へと静かに溶け込みゆかん。
かつては遠き社にのみ求めていた光が、立て替え立て直しが進むほどに、何気ない日常の隅々にまで満ち溢るるものなり。
なればこそ、日々の営みをなおざりにするなかれ。
一杯の茶を淹れる、一足の履物を揃える、あるいは一枚の衣を畳む。
そのささやかな一挙手一投足に心を込め、丁寧に扱うことこそが、今この時において何より尊き神事となり、祈りとならん。
「丁寧」とは、そこに宿る神の息吹を認め、慈しむ心の現れに他ならぬ。
己が暮らしを丁寧に営む時、住まいは神の力が漲る揺るぎなき聖域へと変わらん。
魂が清まり、生活が整う時、神と人は一つに結ばれ、如何なる時代の揺れの中にあっても、そこには天上のごとき安らぎが宿る道理なり。
日常を慈しめよ。その丁寧なる積み重ねが、神と共に歩む新しき世の確かな足跡となるものなり。



