目をそらすなかれ
人は病むものなり。
その病には必ず因・種ありて、長きに渡り肉体に潜伏せん。
同様に不幸に遭う者には必ず因ありて、過去に必ず自ら種を蒔き、その結果不幸として表れん。
なれば、表れし現象のみを捉え、人の責任、社会の責任と転嫁するは誤りなり。
全ては己の過去の言動と行いの結果と受け止めるべし。
世界の不況も混乱も人の蒔きたる種が芽を吹いた結果なり。
これより先は、その芽吹きが世界中にて次々と表れん。
立て替え立て直しは着実に進みゆかん。目を逸らすなかれよ。
己には何もできぬとあきらめるなかれ。
己自身を浄化し、己の非を反省することは誰にでもできようぞ。
神仏を信じぬ者とて、世界の平和を祈ることはできようぞ。
何もできぬ者など一人もおらぬ。
立て替え立て直しは全ての人の手によって行うものなり。
平等と悟れよ
人は時に他者を羨み、嫉妬せん。
神は全ての人を平等に愛さるる。
なれど人は己と他者を比べ、負の感情抱きて運を落とし病を呼ぶもありなん。
いかに能力ありて偉大と見ゆる者にも欠けあり。
裕福な者とて苦難与えられん。
人は修業という重荷を与えられ誕生す。
その重荷こそが、己のこの世に生まれたる意味・役割なり。
この修業からは逃げられぬ。なれば立ち向かうがよからん。
さにて苦難を乗り越えてこそ、この世に存在する意味に気付かさるる。
この世に己は一人のみ。代わりはおらぬ。
己の魂は己一人のものなり。
なれば人と比べるなかれ。羨むなかれ。
人生は楽より苦多かりなん。
なれど苦ありてこその楽なり。
他者もさなりと悟るれば、自然に他者を思いやる心も湧き起こらん。