神の領域
人には侵してはてはならぬ領域あり。
人智にて作り出したる大豆に似せし大豆のようなもの、牛に似せし牛のようなもの、人に似せし人のようなもの、雨に似せし雨のようなもの。
全て姿形が同じにても、似て非なるものにて神の役割果たせず。
この先、科学を駆使すらば人工的に雨降らし食べもの作りだし、気温を調節することもできようぞ。
なれど、そはさらなる循環の乱れを呼びて新たな問題生み出すばかりなり。
人は神にはなれぬ。宇宙の営みを再現するは不可能なり。
今、人が直面する全ての問題はこれまでの人の生き方の結果なり。
なれば、一人一人が日々の生活の中にて、生き方正し、循環正さねば、全ては良きに流れぬと悟るがよし。
曖昧さ・寛容さ
真の平和は宇宙との調和図りてこそ得られん。
自国の利を守らんとし、武器や圧力にての駆け引きは宇宙の調和に反す。
個人とて、我を通し怒りが怒りを呼べば大きな争いとなり、宇宙の調和を乱さん。
大和の国の建国理念は『調和』にあり。
なれば、日本の民には魂の奧に、その建国理念がありなん。
日本人は曖昧にて寛容な民族なり。
立て替え立て直しにては日本人の曖昧さ、寛容さを良きに生かし、神性と調和の心を呼び起こさねばならぬ。
いかなる時も怒りの挑発に怒りで対抗するなかれよ。
怒りに任せるは強きに見えるも、その実、弱きなり。
冷静にて穏やかな対処にこそ強さあり。
世界を平和に導くには日本人が本来の寛容さを取り戻し、大きな器とならねばならぬ。
大人物を生むのは国民
かつての日本には真に国を守り、日本国民のために尽力したる大人物の姿あり。
そこには我欲、己の利益追求の心は無し。
そこにあるは国を思い、人が住みやすき良き場所とせんがための志なり。
今この時、さなる志持つ大人物現れ、その力最大に発揮さるれば、その波動は大きく広がりて立て替え立て直しの力とならん。
さなる大人物生み出すは国の波動、一人一人の発する波動にかかりたり。
今の世界の混乱は政治家ばかりの責任にあらず。
全ての人の放つ波動の結果と心得よ
さなれば責任転嫁せず己の波動を整えるべし。
皆々良き波動放つれば、あまねく人々の足元照らし、再生の道へと導く人物もいずれ現れようぞ。