後悔反省
人は誰しも過つことあり。
様々なる欲に支配され、魔に取り憑かれ、正道を離れることもありなん。
さなれば、必ず正道に戻るための試練ありなん。
さにて己の過ち、邪なる心に気付きしものは後悔す。そは人間の心の奥に良心あればこそ。
人は後悔し、反省してこそはじめて向上できるもの。
道から外れたる己を認めることこそ、正道に戻る術なり。
なれど、その後悔・反省の感情を引きずりて悲しみにかえるは間違いなり。
その経験に感謝し、前を向き生きる糧とするべけれ。
人生における悪点も己の欠けも全てを含め今があるものなり。さなれば、いたずらに己を責めるべからず。
己は変われぬ、己は人より劣ると思うなかれ。
神は全ての人に平等なり。
己の悪を悔やみ、そを糧とし生きらば、神は喜びて導かん。
己の悪の顔に気付きたれば、そを認め修養し、善の顔を出す努力為すがよし。
人は死するとき、己の人生の全てを見せらるる。
今生の己の修業の結果を示さるるものなり。
さにて、己の過ちに気付きとて、時既に遅し。
生あるうちに己の過ちに気付きを得ることこそ、幸せなことなり。
なれば、その後悔・反省を負の感情とせず、受け入れて、神の流れに沿いて生きる人となれよ。
2010.4.17
予期せぬ出来事
今この時、この世に起こりし現象を偶然と捉えるなかれ。
日常において起こる出来事の一つ一つは全て起こるべくして起こるものなり。
同じ現象が続けて起こるなれば、よくよく注意し根本から物事を見直す必要ありなん。
大きな出来事の前には、小さな警鐘が必ずあるものなれば、その一つ一つを決して無視するなかれ。無駄にするなかれ。
毎日のように、虐待や子殺し、残酷なる事件ありて、その傾向はますます広がるばかり。
人はさなる事件に慣れ、この世の乱れを感じ取る心薄れゆく。
荒ぶる世において精神成長進まず、文明ばかりが発達し、止まるところを知らず。
精神伴わぬ文明発達にては、不備多く難を呼ぶばかり。
自然と共存せぬ文明は、自然の驚異の前に無力なり。
これより先は人が考えもつかぬ予期せぬ出来事が次から次へと起こりゆかん。
そは全て起こるべくして起こるものなれば、日々の生活の中の小さな警鐘にも耳を傾け正すべきを正す努力が必要なり。
2010.4.21