神の思い3
神は人に肉体与え、知恵を与え、言霊与え、文字与え、肉体あればこその修行望まれたり。
神は宇宙の法則定められり。人や万物全てが循環する仕組みなり。
神は人間の心を支配さるる事はなし。
なれば、人間に全てを任せただに見守られん。
なれど、人間は知恵深きゆえに、循環乱し我欲のままに行動す。
神の子なるを忘れ去り、物質欲金銭欲にまみれ、心を置き去りにし、魂を曇らせ穢しゆく。
宗教はそもそも神の真理を人に伝え、気づかさんとするものなり。
なれど、その宗教も争いの種とし、果ては戦争まで引き起こす。
神に近づくための宗教が、神を更に遠ざけるものとなりしは嘆かわしき。
わが宗教こそ、わが仏こそ、わが神こそ正しきなどと唱えるは本物にあらず。
真理は一つ。
視点違えば、教えにも差違あるなれど、根底に流れる真理は一つなり。宇宙の法則なり。
神は宇宙万物事象全てを生み出されしものなり。
人は神の子なれば神にいつも見守られん。
神は人の過ち気づかせんと長きに渡り警鐘を鳴らし続けらるるなれど、気づく者まだまだ少なき。
神の嘆きは深まるばかりなり。
2008.5.21