焦るなかれ・先人の知恵

富士山

焦るなかれ

この立て替え立て直しの時、世情おかしきと感じる者も増えつつありなん。
神の御心に適う姿になりたしと己の変革を切に願う者もあり。
なれど、無理な変革は人には難しきものなり。
我が身を変えんと焦り、かえりて邪気を呼ぶこともあり。
神は人の向上を願う心、必ず見ておわす。
なれば、無理矢理自分を変えようとあがかず、己の行為、思いに恥じ入る時、その都度己を諫め謙虚となれよ。
完全なるを望むなかれ。
人の長所の裏には短所、短所の裏には長所あり。
なれば、己の不足をわきまえるがよけれ。
不足わきまえるなれば、自然に謙虚となりて、素直な心持てるなり。人にも寛大になれようぞ。忌むべきは傲慢、我欲にまみれ、人に厳しく自分に甘い心なり。
我が身変えんと焦るなかれ。その都度反省し謙虚なれば、自然に魂も清まらん。

2008.7.15

先人の知恵

人には真に追いつめられずば、気づかぬ者多きなれど、神は何度も何度も人よ気づけよと、警鐘鳴らし続けられり。
資源無くなりて、食物不足するなれば、特に不自由なき暮らしに慣れきった先進国の人間はいかに行動するや。
日本はそもそも稲が基本の民ならん。
なれど、農を蔑ろにし輸入に頼りては、いつ食料途絶えるやもしれぬ。
人はさなる時、食べ物を皆々で分け与え助け合えるか、奪い合いとなるか、人としての真価問わるるものなり。
追いつめられ、心の奥に眠りし神を呼び起こす者、真の優しさ、和の大切さ、いたわりを知る者ありなん。
また、追いつめられ、人の真の醜さ、我欲を表に出す者もありなん。
追いつめられし時、清く穢れなくあるためには今の生き方が重要なり。
今のままなれば資源不足も食糧不足も近き将来にありなん。
さなる時、乗り切る為には先人の知恵に学ぶがよけれ。
戦中戦後の物無き不自由な時代を経験したる人々などの先人の知恵を拝借し、原点に戻る努力を為せよ。
食糧不足の折、奪い合いなどの行いは自らを卑しめ、かつ足の引っ張り合いとなりては混乱の時代は乗り切れぬ。
先人の知恵はさなる時必ずや救いをもたらさん。

2008.7.16

タイトルとURLをコピーしました